公園で出会った優しい小学5年生のお兄さん。寒い日の心がほかほかしたお話。
我が家の長男あっくんは誰に似たのか、自分から進んでお友達を作りにいきます。
公園でも一緒に遊びたいなぁと思った子がいれば、私に『あの子と一緒に遊びたい。一緒に声かけに行こう!!ねっっ??』と言ってきます。
『じゃあママがついてるから一人で言ってごらん。』と促すと本当に一人でこなしてしまいます。
先日の寒い平日の午後でした。
保育園をお休みしていたあっくんと、私とはーちゃん3人で公園へ行きました。
相方の休みに合わせて保育園をお休みしています。この日は相方休日出勤でした。
平日なので同じ年齢の子は保育園か幼稚園に行っているためもちろんいません。
あっくんはがっかりして別の公園に行きたいというので別の公園へ。
もちろんそこにも一緒に遊べそうな子どもはいませんでした。
正直めちゃくちゃ寒いし、すぐ帰ろうかと思っていたらここで遊ぶ!!と。
最初は私と鬼ごっこをして遊んでいたものの、遠くで遊んでいる小学生のグループがきになるようです。
そしてあっくんはついに行動に出ました。
自分で小学5年生に交渉する4歳児。
どうしてもお兄さんたちと遊びたいあっくん。
彼らがブランコで遊んでいると近づきます。
そうすると『ブランコ乗る?どうぞー。』と譲ってくれます。
けれどあっくんの目的はブランコではないので首を横に振ります。
けどブランコ付近にいる。正確にはブランコではなく彼らの近く。笑
彼らが滑り台に移りやんちゃな遊びを始めます。
何分ぶら下がってられるか見たいなゲーム。笑
あっくんはそのお兄さんたちのゲームを真横でじっと見てて、お姉さんに『危ないから少し離れていようね。』って言われても離れません。
滑り台に登ってくるお兄さんに手を貸そうとしたりもして、ぐいぐいコミュニケーションを図るあっくん。
あっくんの体格があまりにも小さいので実際に手を借りるお兄さんはいないんだけど、それでも毎回手を差し出してました。
なんか健気でジーンときちゃいました。
どうにか考えて仲間になろうとしてるのかな?
そのうち一人のお兄さんのスニーカーが脱げちゃったんです。
そうするとあっくん!!!
急に滑り台を滑りだしてスニーカーを拾い、お兄ちゃんに届けたんです。
そして『お兄ちゃん後で一緒にあーそーぼ。』って誘いました。
お兄さんからは『靴ありがとう。後でね。』でした。
いやー感心しました。
まさか一人であんなに年上の子に声かけるなんて。
よっぽど彼らに惹かれたのか?笑
声をかけるきっかけとか子どもながらに探してたんだなと思い成長を感じてしまいました。
あっくんはお兄さんの後でね。という言葉を信じてその場を離れず、むしろ寒いなーなんていうお兄さんたちの会話に『あっくん手袋持ってるんだ。』と見せたりして輪の中に入ろうとしていました。
私は流石に年齢差がありすぎるので相手にされないよなー。でも邪魔扱いしないでくれて、返事とかしてくれてありがとうと思いました。
そして夕方4時の鐘がなり帰る時間になりました。
そのときめちゃくちゃ冷えた体を温めてくれる出来事が起きました。
神対応のお兄さん。みんなで遊んでくれました!!!
もうそろそろ帰ろうと思っていたら、スニーカーのお兄さんがお友達に『あの子が一緒に遊びたいっていうから遊んであげようぜ』と言いだしてくれました。
そしてあっくんに『一緒に遊ぼ!』と笑いながら駆け寄ってくれました。
私にも『時間まだ大丈夫ですか?遊ぼって言ってたんで最後ちょっといいですか。』と。
もちろん良いに決まってるじゃないか!!!!
あっくんのリクエストでかくれんぼと鬼ごっこをして遊んでくれました。
みんなあっくんに合わせてくれて優しかったー。
スニーカーのお兄さんがあっくんから離れる時も、他の子にちょっと離れるから見ててーとか声掛け合ったりしててなんだか慣れてる!
あっくんも10人くらいのお兄さんお姉さんに囲まれて楽しそうで得意げな顔でした。
正直私もあっくんはまだ小さいので相手にされないと思っていたので、こんなに優しくしてくれるなんて!!と感激しっぱなしでした。
もしかしたらあっくん以上にドヤ顔してたかもしれない。
そのあと少しお話を聞いてそこで小学5年生だと知りました。
5年生でこんな神対応できるか??
帰り際も楽しすぎてまだ帰りたくないというあっくんに、毎週この曜日なら大抵このメンバーいるからまたおいで。となだめてくれました。
この日はニュースでも寒波と言われていてめちゃくちゃ寒かったけど、公園に行って良かった。
あっくん貴重な体験できたと思います。
もちろん帰り際にああいうお兄ちゃんになるんだよと何回も言い聞かせました。笑
本当に優しいお兄ちゃんになってほしい。
素敵なお手本がこんな近くの公園にいたなんて!!
勇気を出したあっくんすごかったね。
優しいお兄さんありがとう。