【出産レポ】計画分娩と無痛分娩を体験しました。特に経産婦さんや産後に手助けがいない人にオススメです。
先日、可愛い可愛い赤ちゃんを出産しました。
まだ生後一週間ほどの新生児。
寝ているか、お腹空いて顔を真っ赤にして泣くかだけなのに可愛いですよね。
1人目は自然分娩。
2人目は計画分娩かつ無痛分娩を体験しました。
経緯としては、出産は何度も経験できるものではないので、違う病院で違う出産方法を体験してみたい。そんな漠然とした考えからでした。
それでは私が体験した計画分娩と無痛分娩についてゆるくまとめたいと思います。
なぜ計画分娩・無痛分娩にしたのか。
2人目の出産で真っ先に心配になったのが出産時やその直後の1人目のお世話です。
親戚はみんな遠方なので手助けが頼めない状態です。
(実際には手助けを断りました。)
なので予定日が見えないと、子どもの預け先問題が起こります。
また時期的に出産予定の3月は相方の仕事が多忙な時期でもあり、子どもの卒園式も重なり、ドタバタしてしまう可能性があったので予定日を決めれる計画分娩を選択しました。
人それぞれに笑あり涙ありの出産ヒストリーがあると思います。
私の場合、1人目はとにかく陣痛がついてから子宮口が全開になるまでの時間が長く大変でした。
なので無痛分娩に興味があり、また今回お世話になった病院で無痛分娩を経験されているママ友にお話を聞いて良さそうと思い決めました。
最近施設が新しくなりトイレ付きの個室であったり、ご飯が美味しいなど評判が良かったのも決め手です。
実際に退院前夜に頂いたお祝い膳。
ケーキもついてて嬉しかった。
計画分娩・無痛分娩とは?
実際に私が体験した計画分娩について
計画分娩とは40週よりも少し早めに予定日を決めて出産する方法です。
陣痛促進剤などを使い人工的に陣痛を誘発して出産する方法と帝王切開があります。
今回は陣痛促進剤を使わない計画分娩で、ラミナリアという乾燥した海藻を使用しました。
これを子宮口に入れると水分を含み膨らんで、子宮口が開く。
そしてそれに伴い陣痛が始まりスタートです。
実際に私が体験した無痛分娩について
無痛分娩とは麻酔を使って陣痛の痛みを無くす、柔らげながら出産する方法です。
麻酔と言っても下半身に対してなので意識はありました。
しっかりいきむこともできます。
私は麻酔を入れてから出産までに時間がかかったので麻酔がかかった状態で夕飯も食べました。この時陣痛が3〜4分間隔だったので麻酔なしだったら確実に食べれませんでした。
自然分娩も経験しているので、なんだか不思議な感覚での夕食でした。笑
入院から出産までの流れ
9:00 入院
家族で病院へ向かう。
内診してすぐにラミナリアを子宮口に入れる。
このとき子宮口3㎝。まだまだ。
病室に案内され待機。
この段階で大体の流れを看護師に聞くと、夕方から夜にかけて?翌日の朝までには産まれますよ。といったところでした。促進剤を使わないので、陣痛がいつ始まるは個人差があるみたいです。
とりあえず子どもも相方も退屈になってしまうので、一旦遊びに出てもらうことに。
ハッピーセットのランチとドラえもんの映画を堪能しに出かけました。
体はまだ全然動く。
暇なので、荷物の片付けをして過ごす。
個室でTVもありWi-Fiも完備。
なんて快適なんだろう、素晴らしい!
12:00 採血、昼食
採血をする。
注射は得意ではないけど、よく採血をするのでもう慣れました。
そして病室にてお昼ご飯!結構なボリュームで喜び完食。
14:00 点滴、麻酔の準備〜投入
NSTによれば8分間隔で陣痛がついている。
↓イメージ図。横軸は時間、縦軸は陣痛の強さ。
記念にグラフもらっておけば良かったなぁ。
子宮口は3㎝。まだまだ。
言われてみれば生理痛のような軽い痛みが確かに出てるので点滴、麻酔の準備をする。
麻酔をすると動けなくなるのでこのタイミングで病室から分娩室へ移動。
私かなり気になっていたのですが、無痛分娩は痛くないにしても背骨に麻酔の管を通すのってどのくらい痛い???
これ、気になっている方多いと思います。
私の感じた痛さの大小を比較すると・・・
点滴の針>局所麻酔>背骨に管(恐怖あり、痛みなし)
って感じです。
点滴の針は太めなので採血よりも痛いです。
局所麻酔の針は看護師から説明もあった通り、歯医者さんで麻酔するのと同じ感覚でした。
背骨に管を通すときはもう局所麻酔が効いているので、なんか刺してるな?という感覚のみで全く痛くなかったです。
私的にはそれよりも背中を消毒するときの冷たい、くすぐったい方が辛かった。笑
そのあとは麻酔薬を投入。
すーっと体内に入っていくひんやりした感覚がありました。
そして段々と下半身が麻痺していきました。
一定時間経つと麻酔が切れ始めてきて、陣痛を感じるようになります。
そうすると看護師に伝えて追加で麻酔薬を入れてもらいます。
最初の1時間ほどはちょっと具合が悪かったです。
車酔いというか二日酔いというか、ぐったり。
時間が経つと回復。
TV見たりスマホいじって相方とLINEしたり、結構余裕でした。
18:00 より強い薬を投入
陣痛は3〜4分間隔。
多分私の前回の経験からいくと、周りの声は聞こえるけど自らはしゃべる気にはならない。そんな感じの痛さだと思いますが、全然陣痛を感じない。
子宮口は4㎝。まだまだ。
陣痛の間隔やNSTのグラフの波が大きくなっている。
痛みが強いため、1本で2時間くらいもっていた当初の麻酔薬が1時間もしないうち効き目がなくなってくる。
より強い麻酔薬を投入。
やっぱり最初の1時間ほどは気持ち悪かったです。
動機、息切れが酷かったです。
このとき夕飯が運ばれてきましたが、1時間ほどは手をつけれませんでした。
こんなに具合悪くなるのは稀なケースみたいです。
20:00頃に相方と子どもが分娩室に来る。
まだ産まれそうもないことに相方ががっかりする。
21:00 人工的に破水させる
陣痛は4〜5分間隔に伸びている気が。
子宮口は7㎝。もうちょい!
ペースを速めるために人工的に破水させる。
『これで今日中に産まれるかどうかです。』と先生に言われる。
陣痛の間隔が伸びているのが気になり、根拠はないけど陣痛の波に合わせていきみ逃しの呼吸法をやってみる。
22:30 破水のおかげ?ペースアップ!
陣痛は3分間隔で波も大きい。
NSTのメーター振り切ってました。
多分私の前回の経験からいくと、いきみ逃しをするとき声を出さずにはいられない。周りの声があまり聞こえない。視界に入る相方の態度や仕草にイラつき、八つ当たりしたくなる。
そんな感じの痛さだと思いますが、全然陣痛を感じない!
『良い陣痛ついてきてますね。』
など看護師と話をする余裕がある。
出産の準備を始める。
ちょうど看護師のお子さんとうちの子どもが同じ年齢だったこともあり、
『オムツとれましたか?』とか、
『夜勤大変ですね。中々産まれなくてすみません。』とか、
『夜勤あるけど旦那が見てくれてるから安心。』など、
陣痛マックス時でも呑気に会話をしていました。
23:00 子宮口全開。産みます。
陣痛はとにかく大波。
看護師は冷静。
先生登場。
『よし!じゃあ始めますよー。』で始まる。
なんか色々セットしたりしてる。
なんかカチャカチャしてる。
チョキンって聞こえるから多分切ってる。
でも痛くない。
『はい、吐きながらいきんでみてー、すぐ吸ってまたいきんでー。』
を5〜8回かな?繰り返すと、
『やめてー。頭でてきたよー。』
『またゆっくりいきんでー。すぐ吸ってまたいきんでー。』
をまた3回位かな?繰り返すと、赤ちゃん出てきた感覚あり!
『はーい。赤ちゃん産まれましたよ。女の子だね。』
『おめでとうございます。』
陣痛の痛みがなく、先生や看護師の声がよく聞こえたので、私も冷静にいきむことができました。
そして今まで4Dでいつも顔を隠していた娘の顔を見ると・・・
上の子と同じ顔!!!笑
やっぱり!!
相方と一緒に笑ってしまいました。
先生からはご主人にそっくりだねと言われました。
確かに相方と上の子似てます。
産後の処置をして病室へ
そのあと胎盤を出して見せてくれたり、傷口を縫いながら先生とお話ししたり。
先生からは『安産でしたね。』と言われました。
思っていたよりも出産に時間がかかったと感想を言うと、促進剤を使わない方法なので陣痛がいつ始まるかが大きなポイントになると言われました。
3人目のときは、今回のお産の流れを見て出産予定日などもっと細かく絞れるから、より早い出産になると言われました。
3人目・・・ありだなと思いました。
前回は痛すぎて2人目はしばらく無理って思ったのに、今回は分娩台の上で3人目産んでも良いと思えるほど痛みのないお産でした。
(産後の傷口とかはまた別で普通にあります。痛いです。)
24:00を過ぎて、仕事、保育園があるので相方と子どもはここでバイバイです。
このとき子どもがみんなで一緒に帰りたいとしくしく泣きました。
その堪えるような仕草が可愛くもあり、でもかわいそうで、抱きしめてあげたいけど麻酔が効いていて分娩台にいたので、頭を撫でてあげることしか出来ず辛かったです。
でも最後は男らしく振る舞い、相方と一緒に帰って行きました。
その後は、麻酔が切れるまで2時間ほど分娩室に待機してその後病室へ戻り終了です。
その後の経過と総括
無痛分娩にすると、産後の回復が早い。
これもメリットの1つだと言われていますが、
これ本当です‼︎
長時間いきまないから筋肉痛にならない。
まぁ、私の場合前回も筋肉痛にならなかったので体質にもよるのかもしれません。
上手にいきむことが出来るので、傷口が最小限に抑えられる。
前回も分娩台に上がってからすぐに産まれたものの、陣痛の痛みに耐えながら力まかせにいきんだため傷口が酷かったです。
傷口の範囲が広く、また腫れも酷かったでドーナツクッションに座ることが出来ず、退院してしばらくは唯一座れる場所が便座でした。
今回は化膿することもなく、軽傷で済んだと思っています。
もちろんドーナツクッションに座れます!
計画分娩・無痛分娩について、親世代からは余り良い反応はもらえなかったけれど、私は良かったと思っています。
特に痛みに耐えてこそ!みたいな風習があるため無痛分娩に関しては選択する際に、後ろめたさやモヤモヤがある妊婦さんもまたまだいると思います。
確かに痛みは取り除けるけど、出産して赤ちゃんの声を聞くまでは不安です。
痛みは取り除けるけど、妊娠期間のつわり、体調不良のなか赤ちゃんの誕生を待ちわびる気持ちは皆同じです。
なので無痛分娩に興味がある方は、胸を張って選択して欲しいと思います。