保育園準備は大変です。手作りアイテムの内容と超初心者のための作り方や作成日数、費用などまとめました。
現在子どもが通っている保育園は2歳クラスで卒園のため新しい園に転園します。
今通っている園は、園服もなければ手作りアイテムもほとんどありません。
新しい園は、園服や手作りアイテムが結構あります。
この量の多さに驚きました。
私の感覚ではこういうのって幼稚園のイメージだったので。
どちらがスタンダードなのでしょうか。
こういうのってどうしても後回しにしてしまいがちですが、私の場合3月に出産を控えているため、2月中に作成しました。
どんなものが必要?作らなければいけないアイテム。
まずは4月から通う保育園で必要な手作りアイテムは、
・体操着用巾着
・パジャマ用巾着
・給食グッズ用巾着
・ランチョンマット
・掛布団カバー
・敷布団カバー
・連絡袋
以上の7点です。
全て寸法が細かく指定されていて、連絡袋のみサイズが同じのを既製品で見つけた場合、そちらを購入してもいい旨の記載がありました。
ってことは他のものは同じ寸法を既製品で見つけても購入しちゃダメ??
ミシン、手縫いどちらでも構わないそうです。
ただ、これだけの量を手縫いでこなすのはかなり大変かと思います。
初心者でも、私のようにミシンの取説を片手に奮闘した方が早く終わるかと思います。
実際にお裁縫初心者の私が生地の購入から、作り方のまとめ、作成日数、かかった費用などをまとめます。
これから奮闘される方の目安になれば幸いです。
まずは生地や糸などを購入する。
私は徒歩圏内にユザワヤがあるので全てそこで購入。
私の好みで男の子はこんな感じかな?と考えながら柄を選びました。
今子どもが大好きなエグゼイド柄などを選ぶと来年以降新しいのが良いとかなっちゃうと困るので、旬な柄はあえて外しました。
布ってm単位で購入するのかと思いきや、カットクロス(110㎝×50㎝)の販売も豊富にありました。
もちろんm単位で購入した方が安いのですが、手づくりアイテム全部同じ柄というのも味気ないので、何種類か選びました。
生地と言ってもコットンだったりガーゼだったり様々なのでどんなのがいいかネットで調べたり、店舗で生地を触ってみたりしました。
時間に余裕がある人は1度下見をお勧めします。
なかなか楽しかったです。
体操着用巾着・給食グッズ用巾着・ランチョンマットを作成。
まずは1番簡単そうなランチョンマットと給食グッズ用巾着
地図柄のカットクロスと紺色の110㎝×100㎝の生地、紺色のミシン糸でランチョンマット2枚と巾着を作ります。
こちらの生地イラストが可愛かったのと子どもが好きな新幹線や東京タワーが描いてあったので選んでみました。
東京、大阪、京都駅周辺が描かれています。
ちなみに子どもは大阪のたこ焼きとお好み焼きを見つけて喜んでいました。笑
完成はこんな感じです。
①ランチョンマット(仕上がりの大きさ20㎝×35㎝)
東京と大阪、大阪と京都が入るように位置を決め、指定の寸法通り2枚作りました。
作り方は入園のしおりに書いてある通りに。
長方形のシンプルな形なので簡単でした。
作り方はこんな感じです。
初心者でも縫代1㎝で十分でした。
結構縫い目が曲がったりするから多めにみた方が良いのかなとも思ったけど大丈夫でした。
簡単とは言っても、初心者なのでただの長方形でも型紙を作って慎重にやりました。
今回の作成物、敷布団・掛布団カバー以外は型紙を作りました。
子どもが裏表ちゃんとわかるように裏面は無地に。
②給食グッズ用巾着(仕上がりの大きさ20㎝×23㎝)
お揃いの生地で巾着も作りました。
切り替えありの裏地なし。
本当は巾着の中で布の端部が見えるのが嫌で裏地をつけたかったのですが、そこまで凝るのは技術的に無理だと思ったので辞めました。
作り方は次の体操着用巾着を参照してください。
そっちの寸法でまとめてしまいました。
切り替えタイプの作り方は入園のしおりに無かったので、ネットの情報とアドリブを交えながら。
切り替え部分は縫代3㎝とって3つ折りにしました。
表の図。
裏(内部)から見た図。
これならモノを出し入れしても引っかかりもなさそうなので、結構上手くいったと思ってます。
続けて体操着用巾着(仕上がりの大きさ35㎝×35㎝)
次はガーゼ生地に挑戦してみました。
最近お風呂に入るとき、潜水艦のおもちゃで遊ぶのが好きなのでこの柄に。
切り替えの部分は先ほどの生地を再利用です。
ミシン糸も先ほどと一緒です。というより生地ごとに変えるのが面倒と思ったので青色の生地であらかじめ統一しておきました。
要領は給食グッズ用巾着とおなじなのでさくっと作成。
もう2度目なのでスムーズに作れました。
作り方。
ここが難しかった!
ガーゼ生地で伸縮性があるため、先ほどとは違い比較すると縫い辛かったです。
ただ柔らかい肌触りはやっぱりこっちの方が好きだなとも思いました。
とにかくガーゼは初心者には結構気を遣う生地だと思いました。
生地が結構余ったので、手作り指定のなかったアイテムも作ってみました。
上履き入れとうがいコップ用巾着。
ここまでくると余裕が出てきたのかなぜか作る気になりました。
お店に展示してあった上履き入れとネットの情報とアドリブで作ってみました。
ミニ巾着と潜水艦の端切れでポケットを付けた上履き入れの完成です。
相方にこのポケットには何を入れるの?と聞かれ困りました。
切り替えにするのが面倒でポケットにしただけなんです。笑
上履き入れの作り方は次の連絡袋を参照してください。
寸法を変えるだけです。
ポイント1
細かい柄の場合、その柄自体が目印になるから、無地よりも縫い易いと思う。
無地の場合、しっかり型紙に沿って印をつけて縫うのが基本。
ですがこういう規則正しい細かい柄の場合、その模様を頼りに縫うもありだと気付きました。
実際に多少寸法がズレても、「潜水艦の上部に水平に」など目印にそって縫った方が仕上がりが綺麗でした。
多分、型紙で印をつけている時点でズレが生じたのかもしれないです。
ちゃんとやったつもりなのに!っていう初心者あるあるでしょう。
ただ、ガーゼ生地は伸縮性があるのでそもそも扱いづらいと思います。
ポイント2
とってのある場合は裏地をつけたほうが結果楽チンだと思う。
裏地なしだと、端部だけでなくとって周りの処理が大変そう。
なのであれこれ悩まず裏地をつけました。
特に気になるごわつきもなく端部のもやもやが一気に解決!
ちょっと気を配り内側の袋を5㎜小さめの寸法にしましたが、そんな必要はありませんでした。
ちょっと外側と内側で歪みが出来てしまいました。
私的には気になる程の誤差ではないため、修正はせず強制終了。
以上6点での費用と作成日数の目安。
費用面について
地図柄 50㎝ 421円
潜水艦柄 50㎝ 529円
無地 紺 100㎝ 321円
ミシン糸 281円
紐 6m 258円
合計 1810円
意外に安く済みました。
柄物より無地の生地が単価が安かったこと、それを上手く使いまわせたことが大きいと思います。
地図柄はあと2つくらいランチョンマット作れそうなほど生地が残ってます。
上履き入れはおそらくすぐ汚れると思うので、結果的に汚れの目立たない色になってるので良かったです。
洗濯も気兼ねなくできる点も良いと思います。
作成日数の目安
ちゃんと時間を測ってないのでアバウトですが、生地の下見を1度、後日必要な寸法などを計算して購入。
実際に作ったのは2日間です。
たとえ産休とはいえ、丸々一日使えるっていう訳ではないので2日に分けた感じです。
相方と子どもを送り出して洗濯物やらを終わらせて9時から13時くらいまで。
1日当たり4時間程度。
慣れない作業だとだいたいこの辺で集中力も切れてくるので一日の仕事量としては妥当かなと思います。
連絡袋(仕上がりの大きさ30㎝×40㎝)
裁断後ですがこんな生地を選びました。
上の地図柄、潜水艦柄を見た相方が『ずいぶん地味だなぁ』とひとこと。
なので連絡袋は私の好みではなく子どもウケを狙い選んだこの柄。恐竜大好きなんです。
この生地のポイントは柄が大きく分けて3つあるところです。
メインの恐竜の絵と下の文字の部分を表の柄にして切り替えっぽく。
また小さな恐竜柄を裏地として使う作戦にしました。
作り方。
切り替えもないし、とっての部分も上履き入れで1度作ったので、すごく簡単に出来ました。
この連絡袋子どもウケ抜群でした。
すごくすごく喜んでくれて、早速今の保育園にも持って行ってくれています。
保育園では『ママちが作ったの‼︎』と何度もいっているそうです。
よくみると結構雑なので恥ずかしいですが、やっぱ嬉しいですね。
こんなに喜んでくれるなんて思ってなかったです。
特にこの連絡袋は、同じサイズの既製品でも可だったので、正直調達しようと思ってました。
同じサイズを探すのが面倒、これが理由で手作りにしたんですが、本当に作って良かったなぁと思いました!
費用と作成日数の目安。
費用面について
この生地では一点のみの作成です。
とっては無地の生地を再利用。
糸も再利用。
恐竜柄 100㎝ 1058円
合計 1058円
なかなか単価の高い生地ですが、裁断の仕方によっては切り替えっぽくみせれるし、3柄楽しめるので、作るモノの大きさによってはかなりお得感のある生地だと思いました。
何より子どもがすごく喜んでくれたのでそれだけで良し!
作成日数の目安
なんと1時間ほどで完成です。
やはり、似たような形状の上履き入れを1度作っていたことと、切り替えをしていないため作業が楽だったのが時短につながっていると思います。
本当にこういう柄はオススメです。
最後は大物! 敷布団・掛布団カバーとパジャマ用巾着
生地は爽やかなイメージでこちらを選びました。
敷布団は無地一色、掛布団は切り替えありのツートンです。
2セット必要なのでかなりの大変でした。
ボタンの縫い付けが‼︎
何度自分の指を刺してしまったことか。
①敷布団・掛布団カバー(仕上がりの大きさ72㎝×132㎝・92㎝×132㎝)
作り方。
①敷布団カバー(仕上がりの大きさ72㎝×132㎝)
なんか疲労感漂う説明書きになってしまいました。
でもこれ載せちゃいます。
②掛布団カバー(仕上がりの大きさ92㎝×132㎝)
切り替えがあるのでそこの部分だけ記載しました。
基本は敷布団カバーと同じです。
ポイント
園からスナップボタンを推奨されていて、ボタンがよく外れるとの説明があったので、補強をしてみました。
この白いテープなんて言うんでしょう?笑
この補強のおかげでボタンの縫い付けに苦戦しました。
このテープ固くて!!
けれど簡単に取れたり、ボタン周りの劣化が起きたりとかはないんじゃないかなと思ってます。
ここで一手間かけたことで長持ちして欲しいです。
イメージとしてはランチョンマットの返し口を広くしてボタンを付けた感じです。
入園のしおりでは実際の布団のサイズの記載はなく、仕上がり寸法のみの記載でスナップボタンを推奨していました。
寸法の中にスナップボタンをつけていいのか、スナップボタンを付ける場合はプラスで寸法をみなければいけないのか不明でした。
なのでスナップボタンの部分を折り返し時、外側の生地に縫い付けないようにしておきました。
(文章がわかりにくかったらすみません。)
こうすることによって、72㎝・92㎝の布団がきても納まるはずです。
②パジャマ用巾着(仕上がりの大きさ35㎝×35㎝)
体操着用と寸法が同じなので型紙を活用。
巾着4度目ともなるとスイスイです。
ちょっと反省点
同じ青色系という事で、ミシン糸は同じ紺色を使いました。
ですがこの生地、水色なので仕上がりで糸が目立ちます!
この切り替えの部分です。
お裁縫上手な方は直線に綺麗に縫えるので問題ないと思うけれど、初心者でこの大面積を縫うには難易度が高すぎました。
ここは横着せずにちゃんと生地にあった色の糸を選ぶべきでした。
あれ?写真で見ると私的に許容範囲内に見える・・・
実際にはもうちょっと気になる曲線を描いています。
費用と作成日数の目安。
費用面について
無地 水色 10m 3210円
ストライプ柄 2.5m 1073円
ミシン糸 281円
補強布 10m 920円
スナップボタン 477円
合計 5961円
大物を2セット作ったから費用もかかりました。
実際にはそんなに難しくはない作業でも、量が多いので疲れると言うか飽きました。
これから作成する方はテンション上がる音楽やお菓子をお供にして挑んでください。
作成日数の目安
ミシンでの作業2日。
ボタンの取り付けは手縫いなので、空いた時間にちょこちょこ、ダラダラと進めました。
最後に作ったアイテムなので私自身ミシンの作業に飽きてきたこともありかなり雑な仕上がりになってしまいました。
この作業に関しては『楽しかったー』というよりは『やっと終わったー』といった感じです。
まとめ
一言でまとめると、疲れました!!
けれど、連絡袋を見た子どもの喜びようを思い出したら、頑張って作ってよかったなと思います。
手間はかかるけど型紙を作ること、折り目などはアイロンをかけると作業がうんと楽になります。
初心者であれば初心者であるほど、ミシンを使う前のひと手間が大事だと思います。
普段行くことの無いお店で生地をあれこれ見るのは楽しかったです。
女の子の方が生地の選択肢が多く楽しそうでもあり、大変そうでもありました。
3歳はもう完全自我が芽生えているので、せっかく親が選んだ生地でも『イヤだ!』という可能性もあるので。
女の子のママさん気をつけて下さい!笑
費用面で見ると合計で1万円かかりませんでした。
どのくらいになるのか見当もつかなかったので、結果を見て安心しました。
ユザワヤでは生地を買ってさらに有料で作成してくれるサービスもあるようです。
時間の無い方、ミシンを持っていない方はそちらを利用するのもありだと思います。
とにかく出産前に終わってよかった!!!!!